Platform Engineering Advent Calendarの1日目! 今日は、この1年のPlatform Engineeringについて振り返る会。
ちなみにAdventCalendar、まだスカスカなのでネタがある方は是非参加を! qiita.com
Platform Engineering Meetup
まずは日本国内の動向ということで、Platform Engineering Meetupの話から。
3月から始めたこのミートアップも、来週で第6回目になる。ここまで高頻度に開催することになるとは思っていなかったのだけど、それだけ需要が多くて驚き。
第1回
記念すべき第1回。場所はAPコミュニケーションズのオフィス。初回から参加者が550人とものすごい規模のミートアップに。
platformengineering.connpass.com
このイベントはPublickeyや@ITでも記事として取り上げていただいた。
「Platform Engineering」は何を解決するのか? 誰が何をするものなのか?:サイバーエージェントのグループインフラ部門はパブリッククラウドとの戦いに - @IT
第2回
第2回はさくらインターネットのオフィスで開催。
platformengineering.connpass.com
参加登録者数は驚きの700人超え。この段階でConnpassの登録者数は1000人を超えていた。
第3回
プラットフォームが必要なのは東京の会社だけじゃない!との想いから、他の地域でも開催することを目指した。
第3回は名古屋。株式会社スタメンのオフィスをお借りして開催。
platformengineering.connpass.com
第4回
第4回は福岡で開催。CNDF2023との共催という形をとった。
platformengineering.connpass.com
第5回
第5回は東京に戻り、VMwareのオフィスを借りて開催。会場参加が100人を超え、懇親会も大賑わいだった。
platformengineering.connpass.com
第6回
2023年最後の開催は、docomo R&D OPEN LAB ODAIBAをお借りして開催する予定だ。
platformengineering.connpass.com
もともとは自分一人で始めたミートアップだったが、初回の申込者数の勢いをみて早々に一人での運用は無理だと悟った。そこで、Twitterで運営メンバーを募集したところ、たくさんの方から協力したいとの連絡をいただき、そこからチームとしての運営がスタートした。あのとき手伝ってくれる人がいなければここまでのミートアップにはならなかったと思うので、本当に感謝しかない。
Platform Engineering Meetup、第2回以降一緒に運営やっていただける方を募集します!
— Kazuto Kusama(jacopen)☄ (@jacopen) February 20, 2023
1人だと開催が不定期になったり、イベントの方向性が偏ったりという可能性があるため、複数人で運営することで安定して良いイベントをできるようにしたいと思っています。
手伝って頂ける方はコメントください!
一般社団法人クラウドネイティブイノベーターズ協会の発足
また、 それでも僕らがイベントのライブ配信を続ける理由 - Cloud Penguins にも書いたが、アフターコロナの時代ではハイブリッドでのイベント開催が本当に重要だと思っている。しかし、この規模のミートアップを任意団体でハイブリッド開催するのは、金銭的な面での困難に直面するだろうと考えた。
そこで設立したのが、一般社団法人クラウドネイティブイノベーターズ協会だ。
Platform Engineering Meetupの開催のほか、コミュニティの支援やセミナーなどを行っていきたいと考えている。近々大きな取り組みについて発表する予定だ。
Platform Engineering全体の動向
世界的にもPlatform Engineeringが一気に盛り上がったなと感じる1年だった。
2022年のGartner 先進テクノロジのハイプサイクルにPlatform Engineeringが登場したことが、日本における注目度の向上に影響を及ぼした。じゃあ2023年はどうなったかというと、Platform Engineeringの表現の代わりにInternal Developer Portalが入っていた。
また、11月に発表された2024年の先端テクノロジートップ10の中にもPlatform Engineeringが登場。AIネタで過半数が占められる中、かなり目立つ形で取り上げられることになった。
PlatformCon 2023
6月にはPlatformCon 2023が開催。
とんでもないセッション数で全部見るのは大変なので、Platform Engineering Meetup第3回の亀崎さん、tanayanさんのrecapを参考にするのが良い
CNCF
Platform Engineeringの定義はplatformengineering.orgのものだったりgartnerのものだったりと定まらないのが現状だが、今年に入ってCNCFから2本のホワイトペーパーが発行された。今後は、これら2本の定義を中心に語っていくのが良いと思う。
Platforms White paper
Platform Engineering Maturity Model
大手クラウドベンダーにおけるPlatform Engineering
大きな流れになっていることもあって、各ベンダーが新機能やブログで流れに乗ろうとしている。
最近出たAzure Deployment Environmentsも、これはかなりPlatform Engineeringを意識してるなぁというサービス。
名前が紛らわしすぎてググラビリティの低いRadiusも、プラットフォームに適度な抽象化を与えうる存在として注目している。
2024年はどうなる?
っていう話を、12/20にする予定なので興味のある人は是非参加してみてほしい